2024年4月15日月曜日

2024春の新潟:南アルプスでもブラックモンブランでもない

走る衝動(直接の一体感)からの続き。

二日目、越後七浦シーサイドラインにて:
初日、新潟入りする際にも走ることができたコースだが、翌日に取っておいて正解だった。「走り飽きた」状態でも楽しめた道だろうが、朝イチの方がより堪能した気がする。
これが二日目のルート、「越後七浦シーサイドライン」を経由で「魚沼スカイライン」を目指した:
Google Map
結論から言えば「魚沼スカイライン」には辿り着けなかった。理由があるとすれば、辿り着く前にすでに「お腹いっぱい」の道を走ったからだろう。どの道も楽しく、気温湿度ともにオートバイにはベストで、二気筒のエンジンとは思えないほど「シューシュー」と軽快に走行。愛媛で感じた「オートバイとの一体感」に勝るとも劣らない快適さ。

このツーリング前、新潟の知識はほぼ皆無。あるとすれば、最初に勤めた会社の同僚の出身が新潟で、奴(ネヅコウスケ)とは楽しく仕事して、奴のことしか連想できなかった。「新潟を東北と呼ばないで下さい、北関東です!」と何度か怒られた(笑)「新潟弁ですか?恥ずかしくて喋りませんよ!」と。

皆無と思っていたが、初日に新潟に入るにつれて、聞き覚えるのある地名から連想したのは

 柏崎:原子力発電所
 長岡:新潟中越地震

あまり良い印象ではないものばかり...。自然災害や施設には地名がつきもので、記憶もそんな感じで形成されるようだ。

とはいえ、ならば「楽しいこと」を探そうとするのが私。魚沼:コシヒカリ、コシヒカリ:米、米:日本酒、「へぎそば」は郷土料理らしい、蕎麦好きなので楽しみだ、などなど。

そして、小千谷(おぢや):
魚沼スカイラインを目指していただけで、思いがけず「小千谷」の標識を見かけた瞬間

おぉ、錦鯉の里やな!

知識としてだけあった土地に実際に降り立つと、それだけで「感無量」になる。たとえ期待した錦鯉がいなくても...(泣)

店内を物色、知らない日本酒が多い。写真撮影したが、ここでの掲載は控える。ただ(勝手ながら)小千谷を応援するため、この写真だけ紹介:
撮影した酒の一覧を「酒に詳しい」同僚に送って、アドバイスをもらいたかったが、すぐに返信はなく断念。買ったのはこの2本:
魚沼スカイラインを目指すも、「何か間違ってる気がする...」となりながら、ここに到着:
停車したのは、単に「ブラックモンブラン」を眺められる場所だったから。後日調べたこの地点:
Google Map
「魚沼スカイライン」、近くにあったのね...(笑)
同僚に「無知を晒した」メッセージ:
ブラックモンブランでもなければ、南アルプスでもないらしい...(泣)
まったくもって見飽きない景色だ、コーヒーを何杯もお代わりできる。

このような景色、映像としてスクリーンを通して何度も観たはずなのだが、実物の印象はまったく違う。デジタル化された映像を否定する気はないが、目の当たりにした景色と同じはずはない。少し場所を変えただけでも、印象は変わることだろう。

これ以上、この景色を言葉にするのは「野暮ってもんだ」。

小千谷SAで買い物して戻ると、桜の花弁が一枚...。何気ないことにも「感無量」になってしまうツーリング、自分自身の感覚のどこかが鋭くなっているのかもしれない。

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