16ラウンド
本日参加した私を除く8名全員と、マススパーリングをやった。それぞれと2分を2ラウンド、休憩30秒。つまり「全16ラウンド」のスパーリング。当初は「連続で」だったが、さすがにキツいだろうとの配慮から、前半と後半に分けて、中間に他の人同士のスパーリングを数ラウンド実施。
前半の最初は(おそらく)小学4年生の男子、クラブに入って2年ぐらいだが、徐々にボクシングっぽい動きになってきた。油断すると「背伸びしながらのパンチ」が顔面に当たる、実際にも当てられた(泣)。後半の最初は、この春中学生になるコーチの娘さん、去年の全国のマスボクシング大会に出るほどで、動きは軽快、コーチの言うように「ボクシングセンス」は十分備えている。
他の6人は強者ばかり。唯一成人してない高校2年生の男子は、最近地区のボクシング大会で優勝、ここ数日の練習でさらに動きが良くなった。パンチが重くて、いかなる攻撃にも怯まないタイプ。成人の5名とは、長年スパーリングの相手をして頂いた方々で、私の16ラウンド連続に対しても、まったく「手を抜く」ことはしない人たち(笑)
ボクシングクラブで会うだけで、ほとんど素性の知らない方々と「殴り合う」という、一見すると奇妙なことをやっているが、「良いスパーリング相手」は非常に練習になるし、楽しくもある。逆に「悪いスパーリング相手」もいるのだが、本日の人たちは「良い相手」。
嫌いだったスパーリング
最後の8人目は、入会当時からお世話になったコーチ。その2ラウンドを終えて、無意識に「文字通り」足から崩れ落ちた。十分にやり切った感が満載で、そのためかクラブを去る寂しさが少しは紛れた。
そんな私だが、3年ほど前まではスパーリングが嫌いだった。ディフェンスもできないのに、相手に突っ込んでパンチを貰うことが頻繁。そもそも強い相手との差が歴然すぎて、何もできなかった。スパーリングが嫌でなくなったのは「自分のスタイルが見えてきた」頃。自分の身体の特徴をいかした攻撃やディフェンス、目指すスタイルが見えてくると、徐々にスパーリングが楽しくなってきた。
他のボクシングクラブを知らないので定かではないが、クラブの「個性」はコーチに大きく依存すると思う。細かくは書かないが、私にとって「初めての格闘技クラブ」がここで良かったと痛感する。コーチのボクシングへの想いや考え方に共感するところが多い。
書きたいことは満載だが、ここで終わる。何かの機会に訪れて、スパーリングすることもあるだろう。その時はよろしく願いします。
PS
その夜、お風呂に入ってる最中、初めて左腕が「つる」体験をした。右利きなので、多用するジャブは左腕なのだ。念入りにマッサージをして、10時間ぐらい眠ったら、翌朝はそれほど疲れは感じなかった。午後に短いオートバイツーリングをするぐらいに回復。もし、マススパーリングでなく、少しでも「当てる」スパーリングだったら、16ラウンドは無理で、もっと疲れが残ったことだろう。
PS
翌週の金曜日の夜、再度練習をさせてもらったのは、その後の食事会に参加するため。食事会にだけ参加すれば良いものを、ついつい練習に参加してしまった。名残り惜しかったが、それがこのクラブでの(今のところ)最後のスパーリングとなった。
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