2026年7月22日水曜日

カフーを待ちわびて

カフーを待ちわびて

著者:原田マハ
発行:2022年4月19日第12刷(初版:2008年5月26日、単行本:2006年4月)
原田マハの著作は『暗幕のゲルニカ』などの史実をもとにした「美術史をめぐるフィクション」を楽しんで読んだが、「恋愛小説」と知って本書を読むのは躊躇していた。まー、恋愛小説といっても単純には分類できるものではないので、著者の作品には興味があるので手に取ってみた。

著者らしく「沖縄をじっくり取材したのだろうな」と思える内容(沖縄の人が読んだらどう思うのか気にはなるが...)。良いことばかりではないだろう沖縄の生活だが、その魅力は本書でも十分に伝わった。九州在住の頃、宮崎や鹿児島をツーリングで目にした情景も浮かんだ。

残念な点というか、違和感があったのは、主人公「明青(あきお)」の煮え切らない態度、「優しい性格の裏返し」とも取れるが、それでも「もっと会話しろよ」「もっと行動で示せよ」と思ってしまう。

とはいえ、「恋愛ファンタジー」なのだから「そういうもの」と読むのが健全なのだろう。

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